vol.427【経営コラム】WITHコロナ、利益にこだわる経営を!
高収益化のための6か条!
WITHコロナは利益にこだわる経営を行いましょう。利益について再考いただくための切り口を解説いたします。ご確認ください。
◆1.利益を百%肯定する!
ビジネスの必要条件は利益を出すことです。利益を心の底から肯定して求めましょう。十分条件は利益を出してから考えましょう。
◆2.納税を百%受け入れる!
納税したくないは、利益を出したくないと同義です。納税の否定は利益の否定です。高収益を目指すためには、納税を心底から肯定する考え方を持ってください。また、金融機関からの借入枠、資金調達力は簡易キャッシュフローの倍数で決まります。
簡易キャッシュフローとは税引き後利益と減価償却費の合計額です。利益が減ると調達可能額は大きく減ります。
◆3.顧客を選ばしてもらう!
僭越ですが、顧客を選ばしてもらいましょう。利益は優良顧客からしか生まれません。そのためにも、より良い物やサービスを開発して提供しましょう。一方、自社の提供する付加価値を理解いただけない顧客とは距離を置きましょう。顧客を選別するための最善策は値上げです。
◆4.アッパーニッチを攻める!
中以上の顧客に合った商品とサービスを開発して提供しましょう。低価格帯のマス市場ではなく、高価格帯のニッチ市場を狙ってください。
◆5.事業立地を再考する!
事業立地、何屋さんをやるか?も再考しましょう。以下の言葉を再度ご確認ください。容易ではありませんが、中長期のテーマとしてご認識ください。
『…(高収益企業の研究を通じて)成功例に共通している点は一目瞭然だった。「事業立地(ポジショニング)」がよいということだ。仕事の仕方の工夫や製品開発ではなく、そもそも「何屋さんをやるか」の選び方が優れている。…』
〔三品和広教授(高収益企業研究の第一人者)〕
『…覚えておきたいのは、「一にも、二にも、三にも人」ではない。一貫してうまくいく有効な解答は、「一にも、二にも、三にも(事業の)ポジショニング」だ。…』
〔リチャード・コッチ氏(大成功を納めた投資家)〕
◆6.マネタイズ方法を再考する!
お金のもらい方、マネタイズ方法についても考えてください。
労働集約型の役務を非労働集約型に転換する、売切りを継続課金・サブスクに転換する、リアルからデジタルへの転換を図る等々たくさんあります。
◆儲からない6つのキーワード!
最後に、以下は儲からないキーワードです。ご確認ください。
〇「低価格帯」「低粗利益率」の商品・サービス、ビジネスモデル!
〇「どこにでもある」商品・サービス、ビジネス!
〇「大量生産・大量販売」を目指すビジネス!
〇「マス市場」「飽和市場」を攻めるビジネス!
WITHコロナは利益にこだわる経営を行いましょう。